血清コレステロール低下作用と抗酸化作用を介して抗動脈硬化作用を示すのはどれか。1…
血清コレステロール低下作用と抗酸化作用を介して抗動脈硬化作用を示すのはどれか。1つ選べ。
- ⑴ ロミタピドロミタピドはミクロソームトリグリセリド転送タンパク質(MTP)を阻害する薬で、家族性高コレステロール血症ホモ接合体に用います。
- ⑵ コレスチラミンコレスチラミンは腸管で胆汁酸を吸着する陰イオン交換樹脂で、抗酸化作用はありません。
- ⑶ クロフィブラートクロフィブラートはPPARαを活性化して主にトリグリセリドを低下させるフィブラート系薬です。
- ⑷ エゼチミブエゼチミブは小腸のNPC1L1を阻害してコレステロール吸収を抑える薬で、抗酸化作用は主な機序ではありません。
- ⑸ プロブコール胆汁中へのコレステロール排泄促進による低下作用と、LDLの酸化を防ぐ抗酸化作用をあわせもちます。
解説
正解は⑸です。プロブコールは胆汁中へのコレステロール排泄を促進して血清コレステロールを低下させるとともに、強い抗酸化作用によってLDLの酸化を防ぎます。酸化LDLはマクロファージに取り込まれて泡沫細胞となり動脈硬化を進めるため、その抑制が抗動脈硬化作用につながります。HDLコレステロールも低下させる点や、QT延長に注意が必要な点も特徴です。他の選択肢は抗酸化作用を主な機序としません。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000198923.html)を加工して作成