眼房水の産生抑制により眼圧を下げる炭酸脱水酵素阻害薬はどれか。1つ選べ。
眼房水の産生抑制により眼圧を下げる炭酸脱水酵素阻害薬はどれか。1つ選べ。
- ⑴ ピロカルピンピロカルピンはムスカリン受容体を刺激して毛様体筋を収縮させ、線維柱帯からの房水流出を促進します。
- ⑵ ブナゾシンブナゾシンはα1受容体遮断薬で、ぶどう膜強膜流出路からの房水流出を促進して眼圧を下げます。
- ⑶ ビマトプロストビマトプロストはプロスタグランジン関連薬で、ぶどう膜強膜流出を促進します。
- ⑷ リパスジルリパスジルはRhoキナーゼ阻害薬で、線維柱帯からの房水流出を促進します。
- ⑸ ドルゾラミド毛様体の炭酸脱水酵素を阻害して房水の産生を抑え、眼圧を下げる点眼薬です。
解説
正解は⑸です。ドルゾラミドは点眼で用いる炭酸脱水酵素阻害薬で、毛様体上皮の炭酸脱水酵素Ⅱを阻害して重炭酸イオンの生成を抑え、眼房水の産生を減らして眼圧を下げます。同じ作用機序の点眼薬にブリンゾラミドがあります。ピロカルピンとリパスジル、ビマトプロストは房水の流出を促進し、ブナゾシンはα1遮断によりぶどう膜強膜流出を増やす薬で、いずれも炭酸脱水酵素は阻害しません。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000198923.html)を加工して作成