45歳の男性。塗装工場でトルエン(キシレンは使っていない)を主とする有機溶剤を扱…
45歳の男性。塗装工場でトルエン(キシレンは使っていない)を主とする有機溶剤を扱う作業に長年従事している。産業医と薬剤師が、この職場の労働衛生の対策を見直した。記述として、正しいのはどれか。2つ選べ。
- ⑴ トルエンの曝露の評価では、尿中のメチル馬尿酸を測定する。メチル馬尿酸はキシレンの代謝物で、トルエンでは尿中の馬尿酸などを測ります。
- ⑵ 有機溶剤の蒸気は空気より軽いため、作業場の天井付近にたまりやすい。多くの有機溶剤の蒸気は空気より重く、床の近くにたまりやすくなります。
- ⑶ 作業環境測定の結果が第3管理区分なら、直ちに設備や作業方法を点検し、改善の措置をとる必要がある。第3管理区分は管理が適切でないと評価された状態で、規則により直ちに点検を行い、設備や作業方法を改善する措置をとることが求められます。
- ⑷ 有機溶剤を扱う作業者には、特殊健康診断を定期的に行う必要がある。有害な業務に従事する人には、一般の健康診断とは別に特殊健康診断を行います。
- ⑸ 局所排気装置は、溶剤の蒸気を作業者の顔の方へ吹き寄せるように設置する。局所排気装置は、発生源の近くで蒸気を吸い込み、作業者へ向かわないよう設置します。
解説
正解は⑶と⑷です。有機溶剤を扱う職場では、作業環境測定の結果を管理区分で評価し、第3管理区分では直ちに設備などの改善を行います。作業者には特殊健康診断を定期的に行い、トルエンでは尿中の馬尿酸などで曝露を評価します。有機溶剤の蒸気は空気より重いものが多く、床の近くにたまりやすいため、発生源の近くで吸い込む局所排気装置を設けます。
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