漢方薬局の薬剤師が、70歳の女性に処方される芍薬甘草湯の原料として、カンゾウの新…
漢方薬局の薬剤師が、70歳の女性に処方される芍薬甘草湯の原料として、カンゾウの新しいロットを受け入れた。日本薬局方に基づく生薬の品質の確認についての記述として、正しいのはどれか。2つ選べ。
- ⑴ エキス含量は、生薬を高温で燃やしたあとに残る無機物の量を調べる試験である。燃やしたあとに残る量を調べるのは灰分で、エキス含量は溶媒に溶け出る成分の量です。
- ⑵ 乾燥減量は、乾燥による質量の減少から、水分などの量を調べる試験である。水分が多いとカビや変質の原因になるため、乾燥減量で確認します。
- ⑶ カンゾウでは、グリチルリチン酸の含量を定量して品質を評価する。有効性に関わる成分の含量が規格に合っているかを確かめます。
- ⑷ 重金属の純度試験は、生薬の香りの強さを評価するために行われる。重金属の純度試験は、有害な重金属の混入が許容量以下であることを確かめる試験です。
- ⑸ 薄層クロマトグラフィーは、生薬に含まれる水分の量を正確に測るために用いる。薄層クロマトグラフィーは、成分を分離して確認試験などに用いる方法です。
解説
正解は⑵と⑶です。日本薬局方では生薬の品質を、性状、確認試験、純度試験、乾燥減量、灰分、エキス含量、定量などで評価します。乾燥減量は水分などの量を、灰分は燃やしたあとの無機物の量を、エキス含量は溶媒に溶け出る成分の量を調べます。カンゾウではグリチルリチン酸の含量を定量します。薄層クロマトグラフィーは確認試験に、重金属の試験は有害物質の混入の確認に用います。
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