日本薬局方収載センナに関する記述のうち、誤っているのはどれか。1つ選べ。
日本薬局方収載センナに関する記述のうち、誤っているのはどれか。1つ選べ。
- ⑴ マメ科植物 Cassia angustifolia Vahl または Cassia acutifolia Delile の小葉を基原とする生薬である。センナは Cassia angustifolia 又は Cassia acutifolia の小葉を基原とし、記述は正しいです。
- ⑵ 確認試験としてマグネシウム-塩酸反応が用いられる。マグネシウム-塩酸反応はフラボノイドの確認法で、センナの確認試験はアントラキノン類の呈色反応です。
- ⑶ 純度試験として残留農薬(総BHC 及び総DDT)の量が規定されている。センナは純度試験で総 BHC 及び総 DDT の残留量が規定されており、記述は正しいです。
- ⑷ 瀉下作用を示す活性本体は、腸内細菌により生成したアントロン類である。センノシドは腸内細菌によりレインアントロンとなって瀉下作用を示すため、記述は正しいです。
- ⑸ 妊婦や妊娠している可能性のある女性に使用する場合には流早産の危険性があるため注意を要する。大腸刺激による子宮収縮で流早産のおそれがあるため、妊婦への使用には注意が必要で記述は正しいです。
解説
正解は⑵です。マグネシウム-塩酸反応はフラボノイドの確認に用いられる反応です。センナの確認試験では、エーテル抽出液にアンモニア試液を加えると水層が黄赤色を呈するボルントレーガー反応を利用し、アントラキノン類を確認します。センナはマメ科植物の小葉を基原とし、センノシドが腸内細菌によってレインアントロンに変換され、大腸を刺激して瀉下作用を示します。子宮収縮を誘発するおそれがあるため妊婦には注意します。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000198924.html)を加工して作成