若いうちから血圧が高い患者では、ほかの病気が原因で起こる二次性高血圧を考える必要…
若いうちから血圧が高い患者では、ほかの病気が原因で起こる二次性高血圧を考える必要がある。高血圧の病態に関する記述として、正しいのはどれか。2つ選べ。
- ⑴ 本態性高血圧は、高血圧の患者全体のうちの1割程度を占めるにすぎない。原因の特定できない本態性高血圧が、高血圧の大部分を占めます。
- ⑵ 原発性アルドステロン症では、低カリウム血症とレニン低値を伴う。アルドステロンの過剰でナトリウムが保持され、レニンの分泌は抑えられます。
- ⑶ 褐色細胞腫では、カテコールアミンの過剰で発作的な血圧の上昇が起こる。副腎髄質などの腫瘍からカテコールアミンが過剰に分泌されます。
- ⑷ クッシング症候群では、低血圧とやせが特徴的な所見である。クッシング症候群では、高血圧や中心性の肥満などがみられます。
- ⑸ 両側の腎動脈が狭窄した高血圧では、アンジオテンシン変換酵素阻害薬を第一に選ぶ。両側の腎動脈狭窄では、この薬で腎機能が急に悪化するおそれがあり、使用を避けます。
解説
正解は⑵と⑶です。高血圧の大部分は本態性高血圧ですが、原因となる病気がある二次性高血圧もあります。原発性アルドステロン症ではアルドステロンの過剰で低カリウム血症を伴い、レニン活性は低下します。褐色細胞腫ではカテコールアミンの過剰で発作的な血圧の上昇が起こります。クッシング症候群でも高血圧がみられます。両側の腎動脈狭窄では、アンジオテンシン変換酵素阻害薬の使用を避けます。
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