アンジオテンシン変換酵素(ACE)阻害薬を服用中の患者に投与禁忌なのはどれか。1…
アンジオテンシン変換酵素(ACE)阻害薬を服用中の患者に投与禁忌なのはどれか。1つ選べ。
- ⑴ アゾセミドアゾセミドはループ利尿薬で、心不全の治療でACE阻害薬と併用されます。
- ⑵ イバブラジンイバブラジンはHCNチャネル遮断薬で、ACE阻害薬との併用は禁忌ではありません。
- ⑶ カルベジロールカルベジロールはβ遮断薬で、慢性心不全の標準治療としてACE阻害薬と併用されます。
- ⑷ サクビトリルバルサルタンサクビトリルバルサルタンはACE阻害薬との併用で血管浮腫のリスクが高まるため、併用禁忌です。
- ⑸ ダパグリフロジンダパグリフロジンはSGLT2阻害薬で、心不全治療でACE阻害薬と併用されます。
解説
正解は⑷です。サクビトリルバルサルタンはネプリライシン阻害薬とARBの配合剤で、ACE阻害薬との併用は禁忌です。ネプリライシンとACEはいずれもブラジキニンの分解に関わるため、両者を同時に阻害するとブラジキニンが蓄積し、血管浮腫のリスクが高まります。ACE阻害薬から切り替える場合は、ACE阻害薬の最終投与から36時間以上あける必要があります。アゾセミド、イバブラジン、カルベジロール、ダパグリフロジンは心不全治療でACE阻害薬と併用されることがある薬です。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000198929.html)を加工して作成