懸濁剤や乳剤を設計するため、界面活性剤の選び方と分散した粒子の安定性を検討した。…
懸濁剤や乳剤を設計するため、界面活性剤の選び方と分散した粒子の安定性を検討した。記述として、正しいのはどれか。2つ選べ。
- ⑴ クリーミングは、分散した液滴が合一して元に戻らなくなる現象である。クリーミングは液滴が浮上や沈降をして濃淡ができる現象で、振れば元に戻ります。
- ⑵ 懸濁粒子の大きさが小さいほど、粒子の沈降は速くなる。ストークスの式により、沈降速度は粒子径の2乗に比例し、小さいほど遅くなります。
- ⑶ 値4.3と15.0の界面活性剤を3対2で混ぜると、約8.6になる。混合物の値は質量比で重み付けした平均で、4.3と15.0を3対2で平均すると約8.6です。
- ⑷ ゼータ電位の絶対値が大きいほど、粒子は凝集しにくい。粒子表面の電荷による反発が大きいと、粒子は互いに近づきにくくなります。
- ⑸ 油中水型の乳剤をつくるには、親水性の強い界面活性剤を選ぶ。油中水型の乳剤には、親油性の強い、親水親油バランスの値が小さい界面活性剤を用います。
解説
正解は⑶と⑷です。複数の界面活性剤を混合したときの親水親油バランスの値は、質量比で重み付けした平均で求め、4.3と15.0を3対2で混ぜると約8.6になります。値の小さい親油性の界面活性剤は油中水型の乳剤に用います。ゼータ電位の絶対値が大きいほど粒子どうしの反発が強く、凝集しにくくなります。クリーミングは振れば元に戻る現象で、沈降速度は粒子径が小さいほど遅くなります。
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