医薬品の純度試験や定量で用いるクロマトグラフィーについて、分離の原理と指標を整理…
医薬品の純度試験や定量で用いるクロマトグラフィーについて、分離の原理と指標を整理した。記述として、正しいのはどれか。2つ選べ。
- ⑴ 2つのピークの分離度は、保持時間の差をピークの高さの和で割って求める。分離度は保持時間の差をピーク幅の平均で割った値で、幅が広いと分離度は下がります。
- ⑵ 陽イオン交換クロマトグラフィーでは、陰イオンほど固定相に強く保持される。陽イオン交換体は負電荷をもち、陽イオンを保持するため、陰イオンは先に溶出します。
- ⑶ ガスクロマトグラフィーでは、移動相として有機溶媒の液体を一定の流量で流す。ガスクロマトグラフィーの移動相はヘリウムや窒素などの気体で、キャリヤーガスと呼ばれます。
- ⑷ 薄層クロマトグラフィーの移動率は、溶媒の移動距離に対する成分の移動距離の比である。移動率は溶媒の移動距離に対する成分の移動距離の比で、0から1の値をとります。
- ⑸ カラムの理論段数が大きいほど、ピークは鋭くなり分離の性能が高まる。理論段数はカラムの効率を表し、大きいほどピークの広がりが小さくなります。
解説
正解は⑷と⑸です。薄層クロマトグラフィーの移動率は、成分の移動距離を溶媒先端までの距離で割った値です。カラムの理論段数は分離の効率を表し、大きいほどピークが鋭くなります。分離度は2つのピークの保持時間の差とピーク幅から求め、幅が広いと分離が悪くなります。ガスクロマトグラフィーの移動相は気体で、陽イオン交換クロマトグラフィーでは陽イオンが固定相に保持されます。
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