70歳の男性。がん性疼痛に対して、3日ごとに貼り替えるフェンタニルの貼付剤が処方…
70歳の男性。がん性疼痛に対して、3日ごとに貼り替えるフェンタニルの貼付剤が処方された。冬は電気毛布を使い、長湯を好むという。この貼付剤の使い方についての説明として、正しいのはどれか。
- ⑴ はがれやすい場合は、はさみで小さく切り分けてから貼り直すよう説明する。この貼付剤は切ると放出の制御が失われるため、切らずにそのまま使います。
- ⑵ 使い終わった貼付剤は、粘着面を外側にしたまま家庭のごみとして捨てるよう説明する。使用済みでも薬が残っているため、粘着面を内側にして折りたたみ、誤って貼られないようにして捨てます。
- ⑶ 吸収を安定させるため、毎回同じ場所に貼るよう説明する。同じ場所に続けて貼ると皮膚がかぶれやすくなるため、貼る場所は毎回変えます。
- ⑷ 貼るとすぐに効果が最大になるため、痛みが強くなったときに頓用として貼るよう説明する。貼付剤は効果が現れるまで時間がかかり、突出痛には速効性の製剤を用います。
- ⑸ 貼った部位を電気毛布や湯たんぽで温めると皮膚からの吸収が増すため、温めないよう説明する。温度が上がると皮膚の血流と薬物の放出が増え、血中濃度が上がって呼吸抑制などが起こりやすくなります。
解説
正解は⑸です。フェンタニルの貼付剤は、皮膚から薬物を一定の速さで吸収させ、長時間にわたって鎮痛効果を保つ製剤です。貼付部位を電気毛布や湯たんぽ、長時間の入浴などで温めると吸収が増え、呼吸抑制などの副作用が現れることがあります。貼る場所は毎回変え、切らずに使います。効果が現れるまで時間がかかるため、突出痛には速効性の製剤を用います。使用済みのものは粘着面を内側に折って捨てます。
当サービスが作成したオリジナル問題です。実際の試験問題ではありません。