ある薬物の体内動態は線形の1-コンパートメントモデルに従い、分布容積は40 L、…
ある薬物の体内動態は線形の1-コンパートメントモデルに従い、分布容積は40 L、全身クリアランスは4.0 L/hである。この薬物の消失半減期に最も近い値はどれか。ただし、2の自然対数は0.693とする。
- ⑴ 3.5時間3.5時間は正しい値のおよそ半分で、0.693を掛けたあとさらに2で割ったような値です。
- ⑵ 10時間10時間は分布容積をクリアランスで割った値で、0.693を掛ける操作が抜けています。
- ⑶ 14時間14時間は正しい値の2倍で、0.693ではなく1.386を掛けたような値です。
- ⑷ 6.9時間消失速度定数はクリアランスを分布容積で割った0.1 /hで、半減期は0.693を0.1で割った約6.9時間です。
- ⑸ 1.0時間1.0時間は分布容積とクリアランスを掛けた160を基準にしたような値で、半減期の式に合いません。
解説
正解は⑷です。1-コンパートメントモデルでは、消失速度定数は全身クリアランスを分布容積で割って求めます。この薬物では4.0を40で割って0.1 /hとなります。消失半減期は0.693を消失速度定数で割った値なので、0.693を0.1で割って約6.9時間です。分布容積が大きいほど、またクリアランスが小さいほど、半減期は長くなります。分布容積をクリアランスで割っただけの10時間は平均滞留時間にあたる値です。
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