正常眼圧緑内障で正しいのはどれか。
正常眼圧緑内障で正しいのはどれか。
- ⑴ 隅角に癒着がみられる。正常眼圧緑内障は開放隅角で、隅角の癒着はみられません。
- ⑵ 眼圧下降治療が有効である。正常範囲の眼圧からさらに下げることで進行が抑制されることが示されています。
- ⑶ 散瞳薬の点眼が発症の誘因となる。散瞳薬が発作の誘因となるのは閉塞隅角緑内障です。
- ⑷ 我が国の緑内障で最も少ない病型である。多治見スタディでは緑内障の約7割を占め、我が国で最も多い病型です。
- ⑸ 初期の異常の検出にはGoldmann 視野計検査を用いる。初期の傍中心暗点などの検出には、Humphreyなどの静的視野計が適しています。
解説
正解は⑵です。正常眼圧緑内障は、眼圧が正常範囲内(21mmHg以下)にありながら緑内障性の視神経障害と視野障害が進行する病型です。日本人に多く、多治見スタディ(2000〜2001年調査)では緑内障の約7割を占める最も多い病型でした。開放隅角で隅角の癒着はなく、散瞳薬が誘因になるのは閉塞隅角緑内障です。眼圧が正常範囲でも、そこからさらに眼圧を下げると進行が抑制されることが示されており、眼圧下降治療が有効です。初期変化の検出には静的視野計を用います。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp240424-10.html)を加工して作成