75 歳の男性。保護眼鏡を装用せずに電動草刈り機で作業をした際、機器から飛んでき…
75 歳の男性。保護眼鏡を装用せずに電動草刈り機で作業をした際、機器から飛んできた金属片で右上眼瞼を受傷した。右上眼瞼皮膚に幅2 mm の穿通創を認めた。眼窩内を検索するのに禁忌となる検査はどれか。
- ⑴ CTCTは金属異物の検出と位置確認に有用で、第一に行う検査です。
- ⑵ MRI磁性金属異物があると強い磁場で異物が動き、眼組織を損傷する危険があるため禁忌です。
- ⑶ OCTOCTは光干渉を用いる検査で、磁場を使わないため禁忌ではありません。
- ⑷ X 線撮影X線撮影は金属異物の有無を確認する簡便な検査です。
- ⑸ 超音波B モード超音波Bモードは眼球の開放創に注意すれば異物検索に使えます。
解説
正解は⑵です。電動草刈り機などから飛来した金属片は、鉄などの磁性体である可能性があります。MRIは強い磁場を用いるため、眼窩内に磁性金属異物が残っていると異物が動いて眼球や視神経を傷つける危険があり、金属異物が否定できない段階では禁忌です。まずX線撮影やCTで異物の有無と位置を確認します。超音波Bモードは眼球が開放していないことを確認したうえで用いられ、OCTは眼底や前眼部を調べる検査で磁場を使わないため禁忌ではありません。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp240424-10.html)を加工して作成