糖尿病患者のフルオレセイン蛍光眼底造影検査の結果(別冊No. 5)を別に示す。こ…
糖尿病患者のフルオレセイン蛍光眼底造影検査の結果(別冊No. 5)を別に示す。この写真の所見はどれか。2 つ選べ。
- ⑴ 黄斑円孔がみられる。黄斑円孔は糖尿病網膜症の蛍光造影所見として問われているものではありません。
- ⑵ 無灌流領域がみられる。毛細血管が閉塞して造影されない無灌流領域が低蛍光としてみられます。
- ⑶ 毛細血管瘤がみられる。毛細血管瘤が点状の過蛍光としてみられます。
- ⑷ 前増殖糖尿病網膜症である。この写真から公表正答で採られている病期の判定ではありません。
- ⑸ 視神経乳頭の過蛍光がみられる。乳頭の過蛍光は乳頭新生血管や乳頭浮腫でみられ、本例の所見ではありません。
この問題は別冊の図版(写真・図・表など)を見て答えます。図はこちらに転載していないため、下の出典のページから公式のPDFをご覧ください。解説だけでも読み取り方が分かるように書いています。
解説
正解は⑵と⑶です。糖尿病網膜症のフルオレセイン蛍光眼底造影では、網膜毛細血管の壁が弱って膨らんだ毛細血管瘤が点状の過蛍光として、毛細血管が閉塞して造影剤が流れない無灌流領域が暗い低蛍光の領域として描出されます。図は確認できませんが、公表正答からこの2つの所見が写っていると考えられます。無灌流領域が広範囲になると新生血管が生じて増殖網膜症へ進むため、網膜光凝固の適応判断に造影が重要です。病期の判定は所見の広がりや新生血管の有無から総合的に行います。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp250428-10.html)を加工して作成