9歳の男児。色覚異常を疑われて来院した。視力は右1.2(矯正不能)、左1.2(矯…
9歳の男児。色覚異常を疑われて来院した。視力は右1.2(矯正不能)、左1.2(矯正不能)。本人も両親も日常生活で困ることはないと話している。検査を行った結果、1型2色覚であり、異常の程度は強度であった。この診断結果に必要であった検査はどれか。2つ選べ。
- ⑴ パネルD-15パネルD-15のfailにより、異常の程度が強度であることを判定します。
- ⑵ ランタンテストランタンテストは信号灯の識別など職業適性の参考に用いる検査です。
- ⑶ 100 ヒューテスト100ヒューテストは色相弁別能を細かく評価する検査で、病型の確定診断には用いません。
- ⑷ アノマロスコープアノマロスコープで1型か2型か、2色覚か異常3色覚かを確定診断します。
- ⑸ SPP-2〈標準色覚検査表第2部〉SPP-2は主に後天色覚異常の検出に用いる検査表です。
解説
正解は⑴と⑷です。1型2色覚という病型と2色覚であるという診断は、Rayleigh等色を用いるアノマロスコープで初めて確定できます(1型2色覚では混色目盛り全域で等色し、赤側で単色光が暗くなります)。異常の程度が強度であることは、パネルD-15でfailとなる(混同軸に沿った横断線がみられる)ことで判定します。ランタンテストは職業適性の参考、100ヒューテストは軽度の弁別能の評価、SPP-2は後天色覚異常の検出向けの検査表です。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp210416-10.html)を加工して作成