暗所視について正しいのはどれか。
暗所視について正しいのはどれか。
- ⑴ 色弁別能は高い。暗所視では杆体だけが働くため、色の弁別はほとんどできません。
- ⑵ 錐体細胞が働く。暗所視で働くのは杆体細胞で、錐体細胞は明所視で働きます。
- ⑶ 屈折は遠視化する。暗所では夜間近視が生じ、屈折はむしろ近視化します。
- ⑷ 空間周波数特性は高い。杆体は収束が大きく、高い空間周波数の識別能は低くなります。
- ⑸ 分光視感度ピークは510 nm である。暗所視の分光視感度のピークは約507〜510nmです。
解説
正解は⑸です。暗所視は暗い環境で杆体が主に働く状態で、分光視感度のピークは約507〜510nmと、明所視(錐体、約555nm)より短波長側にあります(Purkinje移動)。杆体は1種類しかないため色の弁別はできず、多数の杆体が1つの神経節細胞に収束するため、感度は高い一方で空間分解能(高い空間周波数の識別)は低くなります。暗所では散瞳による球面収差の増加などで、屈折はむしろ近視寄りになり、これを夜間近視と呼びます。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp180511-10.html)を加工して作成