散瞳薬点眼後に遠方、近方ともに見えにくさを訴えた。この訴えに関係しているのはどれ…
散瞳薬点眼後に遠方、近方ともに見えにくさを訴えた。この訴えに関係しているのはどれか。
- ⑴ 回折の増加回折は小瞳孔で大きくなり、散瞳では減少します。
- ⑵ 色収差の増加色収差は散瞳による見えにくさの主な原因ではありません。
- ⑶ 球面収差の増加周辺部を通る光が増えて球面収差が大きくなり、遠近とも像がぼけます。
- ⑷ 網膜照度の低下散瞳で網膜に届く光は増え、網膜照度は上昇します。
- ⑸ Purkinje 移動Purkinje移動は明暗による比視感度の移動で、見えにくさの原因ではありません。
解説
正解は⑶です。散瞳すると、角膜や水晶体の周辺部を通る光が増え、中心部の光と焦点がずれる球面収差が大きくなって、遠方・近方とも像がぼけて見えにくくなります。散瞳薬によっては調節も弱まり、近方の見えにくさが加わります。回折は瞳孔が小さいほど大きくなるため、散瞳では問題になりません。網膜照度は散瞳でむしろ上昇し、Purkinje移動は明るさの変化による比視感度のずれで、見えにくさとは関係しません。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp180511-10.html)を加工して作成