眼底検査を行う際に散瞳薬の点眼が禁忌となるのはどれか。
眼底検査を行う際に散瞳薬の点眼が禁忌となるのはどれか。
- ⑴ 狭隅角散瞳で隅角が閉塞し、急性緑内障発作を誘発する危険があります。
- ⑵ 高齢者高齢者でも隅角が開放していれば散瞳できます。
- ⑶ 未熟児未熟児網膜症の検査では低濃度の散瞳薬を用いて散瞳します。
- ⑷ Horner 症候群Horner症候群では点眼薬による薬理学的検査が診断に用いられます。
- ⑸ 正常眼圧緑内障正常眼圧緑内障は開放隅角で、散瞳は禁忌ではありません。
解説
正解は⑴です。狭隅角の眼に散瞳薬を点眼すると、散大した虹彩根部が隅角に寄って隅角を閉塞させ、急性緑内障発作を誘発する危険があるため禁忌です。散瞳前には細隙灯顕微鏡で前房深度を確認します。高齢者や未熟児も、全身状態に配慮して薬剤の濃度を選べば散瞳できます(未熟児網膜症の検査でも散瞳します)。Horner症候群は散瞳薬を診断に用いることがあり、正常眼圧緑内障は開放隅角のため散瞳は問題ありません。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp180511-10.html)を加工して作成