13 歳の女子。先天白内障の術後からコンタクトレンズを装用してきたが、眼鏡の作成…
13 歳の女子。先天白内障の術後からコンタクトレンズを装用してきたが、眼鏡の作成を希望して来院した。視力は右0.02(1.5×+16.00 D)、左0.03(1.5×+16.00 D)、瞳孔間距離55 mm である。交代プリズム遮閉試験(5m)では8Δ基底外方である。レンズの光学中心間距離[mm]はどれか。
- ⑴ 48光学中心を内側に寄せると、凸レンズでは基底内方のプリズムになります。
- ⑵ 51内側へ4mm寄せた値で、基底内方となり目的と逆です。
- ⑶ 54瞳孔間距離とほぼ同じで、必要なプリズム効果が得られません。
- ⑷ 57外側へ1mmずつ広げた値で、プリズム量が足りません。
- ⑸ 60片眼4Δ÷16D=0.25cmより、両眼で5mm広げて60mmとなります。
解説
正解は⑸です。基底外方プリズム8Δを眼鏡のレンズの偏心で得るには、Prenticeの公式(プリズム度数=偏心量[cm]×レンズ度数[D])を用います。両眼に4Δずつ振り分けると、偏心量は4÷16=0.25cm=2.5mmです。凸レンズでは光学中心をずらした方向と同じ側に基底ができるため、基底外方を得るには光学中心を外側へずらします。両眼で計5mm外側へ広げるので、光学中心間距離は55+5=60mmとなります。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp160411-07.html)を加工して作成