40歳の男性。眼窩の床の骨折の手術の説明で、眼窩の前方で内側寄りの床から起こり、…
40歳の男性。眼窩の床の骨折の手術の説明で、眼窩の前方で内側寄りの床から起こり、眼球の下を後外側へ回り込んで眼球の後外側に付く外眼筋が話題になった。この筋と、その主な働きの組合せとして正しいのはどれか。
- ⑴ 下直筋:眼球を上転させ、外転した位置で上転の働きが最も大きくなる。下直筋は下転に働く筋で、総腱輪から起こり眼球の前下方に付きます。
- ⑵ 下斜筋:眼球を外方へ回旋させ、内転した位置では上転させる。外眼筋のうち、眼窩の奥ではなく眼窩前方の内下壁から起こるのは下斜筋です。
- ⑶ 上斜筋:眼球を外方へ回旋させ、内転した位置では上転させる。上斜筋は内方回旋と、内転位での下転に働きます。また眼窩の奥から起こり、滑車で向きを変えます。
- ⑷ 外直筋:眼球を内転させ、動眼神経の支配を受ける。外直筋は外転に働き、外転神経の支配を受けます。総腱輪から起こり眼球の外側に付きます。
- ⑸ 内直筋:眼球を外転させ、滑車神経の支配を受ける。内直筋は内転に働き、動眼神経の支配を受けます。総腱輪から起こり眼球の内側に付きます。
解説
正しいのは、下斜筋で、眼球を外方へ回旋させ、内転した位置では上転させるという組合せです。4つの直筋と上斜筋は眼窩の奥から起こりますが、下斜筋だけは眼窩の前方、鼻涙管の入口の外側付近の床から起こります。下斜筋は眼球の下を後外側へ回って付くため、外方回旋が主な働きとなり、内転位では眼球を上へ向ける働きが大きくなります。
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