66歳の男性。右眼に濃い硝子体出血があり、眼底がまったく透見できない。視力は手動…
66歳の男性。右眼に濃い硝子体出血があり、眼底がまったく透見できない。視力は手動弁である。手術の時期を決めるため、出血の奥の網膜の状態と働きを推定したい。この段階で行う評価として適切なのはどれか。2つ選べ。
- ⑴ 超音波Bモードで、網膜剥離や眼内の腫瘤がないかを調べる。超音波は出血を通り抜けて眼内の構造を映せるため、透見できない眼の網膜剥離の有無を調べられます。
- ⑵ 光を当てる方向を変え、光の来る向きが正しく分かるかを確かめる。光の方向が分かれば網膜の広い範囲が働いていると推定でき、手術後の見込みを考える手がかりになります。
- ⑶ 細隙灯顕微鏡で、前置レンズを用いずに網膜の周辺部を観察する。前置レンズなしの細隙灯顕微鏡では網膜は見えず、出血があればなおさら観察できません。
- ⑷ 蛍光眼底造影で、出血の奥の網膜の血管の閉塞を詳しく調べる。蛍光眼底造影も眼底を写す検査なので、濃い出血で眼底が透見できない眼では評価できません。
- ⑸ 光干渉断層計で、黄斑の網膜の層の構造を詳しく観察する。光干渉断層計は光を用いるため、濃い出血があると網膜まで光が届かず撮影できません。
解説
適切なのは、超音波Bモードで網膜剥離などがないかを調べることと、光の来る向きが分かるかを確かめることです。濃い硝子体出血では光を使う検査は網膜まで届かないため、出血を通り抜ける超音波で眼内の構造を確かめます。また光の方向が正しく分かれば網膜の広い範囲が働いていると推定できます。光干渉断層計や蛍光眼底造影は、出血が晴れてから行います。
当サービスが作成したオリジナル問題です。実際の試験問題ではありません。