神経筋接合部のシナプス伝達異常によって生じるのはどれか。1 つ選べ。
神経筋接合部のシナプス伝達異常によって生じるのはどれか。1 つ選べ。
- ⑴ Parkinson 病Parkinson病は中脳黒質のドパミン神経細胞の変性による疾患です。
- ⑵ 重症筋無力症アセチルコリン受容体などへの自己抗体により、神経筋接合部のシナプス伝達が障害されます。
- ⑶ 多発性硬化症多発性硬化症は中枢神経系の髄鞘が障害される脱髄疾患です。
- ⑷ 筋ジストロフィー筋ジストロフィーは筋線維自体が変性・壊死する遺伝性の筋疾患です。
- ⑸ 筋萎縮性側索硬化症筋萎縮性側索硬化症は上位と下位の運動ニューロンが変性する疾患です。
解説
正解は⑵です。重症筋無力症は、神経筋接合部のシナプス後膜にあるアセチルコリン受容体(または筋特異的チロシンキナーゼ)に対する自己抗体が産生され、神経から筋への信号伝達が障害される自己免疫疾患です。眼瞼下垂や複視、易疲労性の筋力低下が特徴で、夕方に症状が増悪します。咀嚼や嚥下、構音の障害も生じます。Parkinson病は黒質の変性、多発性硬化症は中枢神経の脱髄、筋ジストロフィーは筋自体の変性、筋萎縮性側索硬化症は運動ニューロンの変性による疾患です。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp260424-02.html)を加工して作成