悪性リンパ腫の発症に関与する唾液腺疾患はどれか。1 つ選べ。
悪性リンパ腫の発症に関与する唾液腺疾患はどれか。1 つ選べ。
- ⑴ 粘液囊胞粘液囊胞は小唾液腺の導管損傷による唾液の貯留で、悪性リンパ腫とは関連しません。
- ⑵ Sjögren 症候群唾液腺への長期のリンパ球浸潤を背景に、MALTリンパ腫などの悪性リンパ腫の発症リスクが高まります。
- ⑶ 巨細胞封入体症巨細胞封入体症はサイトメガロウイルス感染による疾患で、悪性リンパ腫とは関連しません。
- ⑷ 流行性耳下腺炎流行性耳下腺炎はムンプスウイルスによる急性感染症で、悪性リンパ腫の発症とは関連しません。
- ⑸ 壊死性唾液腺化生壊死性唾液腺化生は口蓋の小唾液腺の虚血性病変で、自然治癒し悪性リンパ腫とは関連しません。
解説
正解は⑵です。Sjögren症候群は、唾液腺や涙腺に自己免疫性の慢性炎症が起こり、口腔乾燥や眼乾燥を生じる疾患です。唾液腺には長期間にわたってリンパ球が浸潤・増殖するため、一般人口と比べて悪性リンパ腫(特にMALTリンパ腫などの非Hodgkinリンパ腫)の発症リスクが高いことが知られています。粘液囊胞は唾液の漏出による囊胞、巨細胞封入体症はサイトメガロウイルス感染症、流行性耳下腺炎はムンプスウイルス感染症、壊死性唾液腺化生は小唾液腺の虚血性病変で、悪性リンパ腫とは関連しません。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp260424-02.html)を加工して作成