顎下部の疼痛を主訴とする患者のエックス線画像(別冊No. 22A、B)を別に示す…
顎下部の疼痛を主訴とする患者のエックス線画像(別冊No. 22A、B)を別に示す。追加する画像検査と目的の組合せで正しいのはどれか。1 つ選べ。
- ⑴ CT ― 病変の位置確認唾石などの病変の位置や大きさを三次元的に確認するのに有用です。
- ⑵ PET/CT ― 転移性腫瘍の診断PET/CTは悪性腫瘍の転移検索に用いますが、本例の追加検査として適切ではありません。
- ⑶ 超音波検査 ― 血流速度の評価超音波検査で唾石の描出は可能ですが、血流速度の評価が目的ではありません。
- ⑷ 唾液腺造影撮影 ― 唾液腺機能の診断唾液腺造影は導管系の形態評価が主な目的で、機能の診断はシンチグラフィで行います。
- ⑸ 唾液腺シンチグラフィ ― 悪性腫瘍の鑑別唾液腺シンチグラフィは唾液腺機能の評価に用い、悪性腫瘍の鑑別には適しません。
この問題は別冊の図版(写真・図・表など)を見て答えます。図はこちらに転載していないため、下の出典のページから公式のPDFをご覧ください。解説だけでも読み取り方が分かるように書いています。
解説
正解は⑴です。画像は見られないため一般的な考え方で説明します。顎下部の疼痛があり、エックス線画像で顎下腺の唾石が疑われる場合、CTを追加すると唾石の位置(顎下腺管内か腺体内か)や大きさ、数を三次元的に把握でき、口内法で摘出できるかなどの治療方針を決めるのに役立ちます。唾液腺造影は導管の形態を、唾液腺シンチグラフィは唾液腺機能を評価する検査で、組合せが誤っています。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp250428-02.html)を加工して作成