ソクマル歯科医師

76 歳の男性。飲水時のむせを主訴として来院した。反回神経麻痺の既往があるが、現…

76 歳の男性。飲水時のむせを主訴として来院した。反回神経麻痺の既往があるが、現在、通院治療はしていないという。日常の食事形態への配慮はないという。栄養状態およびチェアサイドでのスクリーニングの結果を表に示す。嚥下内視鏡検査時の写真(別冊No. 2)を別に示す。項目 指標 結 果身 長 ― 168 cm体 重 ― 65.5 kgMNA-SF 11 ポイント以下で低栄養リスクあり 13 ポイントRSST 2 回以下で問題あり 6 回MWST 3 点以下で問題あり 3 点咳テスト むせなしで陽性 陰性開鼻声 ― なし嗄 声 ― あり舌 圧 30 kPa 未満で低下 35 kPa直ちに行うべき対応はどれか。1 つ選べ。
この問題は別冊の図版(写真・図・表など)を見て答えます。図はこちらに転載していないため、下の出典のページから公式のPDFをご覧ください。解説だけでも読み取り方が分かるように書いています。

解説

正解は⑷です。写真は提示されていませんが、反回神経麻痺の既往があり嗄声を認め、MWSTが3点(問題あり)で飲水時にむせることから、声門閉鎖不全による液体の誤嚥が考えられます。栄養状態(MNA-SF 13ポイント)、RSST、舌圧、咳テストは問題がなく、食物よりも速く咽頭を流れる液体の誤嚥が主な問題です。直ちに行うべき対応は、液体にとろみを付けて咽頭通過を遅らせ、誤嚥を防ぐことです。舌圧は正常なので舌抵抗訓練や舌接触補助床は不要です。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp260424-02.html)を加工して作成

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