摂食嚥下障害患者に対する誤嚥防止を目的とした治療的アプローチはどれか。1 つ選べ…
摂食嚥下障害患者に対する誤嚥防止を目的とした治療的アプローチはどれか。1 つ選べ。
- ⑴ プッシング訓練声門閉鎖を強化して気道防御機能を改善する訓練で、誤嚥防止のための治療的アプローチです。
- ⑵ 毎食後の口腔ケア毎食後の口腔ケアは誤嚥性肺炎の予防に有効ですが、誤嚥そのものを防ぐ機能訓練ではありません。
- ⑶ 液体へのとろみ付け液体へのとろみ付けは食形態を調整する代償的アプローチです。
- ⑷ 頸部前屈位での食事頸部前屈位での食事は姿勢を調整する代償的アプローチです。
- ⑸ 軟口蓋挙上装置の使用軟口蓋挙上装置は補綴的に鼻咽腔閉鎖を補う代償的手段で、機能そのものを改善する訓練ではありません。
解説
正解は⑴です。摂食嚥下リハビリテーションでは、障害された機能そのものの改善を図る治療的アプローチと、機能はそのままで姿勢や食形態を工夫する代償的アプローチ、環境の改善などを区別します。プッシング訓練は壁や机を押しながら発声させて声門閉鎖を強化する訓練で、気道防御の機能を改善して誤嚥を防ぐ治療的アプローチです。とろみ付けや頸部前屈位は代償的アプローチ、軟口蓋挙上装置は補綴的な代償手段、口腔ケアは肺炎予防のための衛生管理です。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp260424-02.html)を加工して作成