摂食嚥下障害患者に対してリハビリテーションを行うこととした。訓練時の写真(別冊N…
摂食嚥下障害患者に対してリハビリテーションを行うこととした。訓練時の写真(別冊No. 30)を別に示す。この訓練で改善が期待できるのはどれか。1 つ選べ。
- ⑴ 咬筋咬筋は咀嚼筋で、この訓練の主な対象ではありません。
- ⑵ 顎舌骨筋顎舌骨筋は舌骨上筋で、頭部挙上訓練などで強化します。
- ⑶ 外側翼突筋外側翼突筋は開口や下顎の前方運動に働く筋です。
- ⑷ 胸鎖乳突筋胸鎖乳突筋は頸部の運動に関わる筋です。
- ⑸ 口蓋帆挙筋鼻咽腔を閉鎖する口蓋帆挙筋の働きを強化します。
この問題は別冊の図版(写真・図・表など)を見て答えます。図はこちらに転載していないため、下の出典のページから公式のPDFをご覧ください。解説だけでも読み取り方が分かるように書いています。
解説
正解は⑸です。写真は見られないため一般的な訓練から説明します。ストローなどで水の入ったコップに息を吹き込むブローイング訓練は、呼気を口から出すために鼻咽腔を閉鎖する必要があるため、軟口蓋を挙上する口蓋帆挙筋の働きを強化し、鼻咽腔閉鎖機能の改善が期待できます。本問の写真はこの種の訓練と考えられます。咬筋や外側翼突筋は咀嚼筋、顎舌骨筋は舌骨上筋で、この訓練の主な対象とは異なります。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp250428-02.html)を加工して作成