再建手術を伴わない下顎区域切除術後に、下顎偏位が認められたことから口腔内装置を製…
再建手術を伴わない下顎区域切除術後に、下顎偏位が認められたことから口腔内装置を製作することとした。下顎歯列を咬頭嵌合位で保持するのはどれか。1 つ選べ。
- ⑴ 顎義歯顎義歯は顎欠損部を補塡する装置で、下顎の偏位を保持する装置ではありません。
- ⑵ 舌接触補助床舌接触補助床は舌と口蓋の接触を補い、嚥下や構音を改善する装置です。
- ⑶ オブチュレータオブチュレータは上顎の欠損腔を閉鎖する栓塞子です。
- ⑷ オクルーザルランプ斜面に下顎歯列を沿わせ、偏位した下顎を咬頭嵌合位で保持します。
- ⑸ スタビリゼーションアプライアンススタビリゼーションアプライアンスは顎関節症やブラキシズムに用いる装置です。
解説
正解は⑷です。再建を行わない下顎区域切除後には、残存下顎骨が筋の牽引で患側へ偏位し、咬頭嵌合位が失われます。オクルーザルランプは上顎の装置の口蓋側に斜面(ランプ)を付与し、偏位しようとする下顎歯列をこの斜面に沿わせて咬頭嵌合位へ誘導・保持する装置です。顎義歯やオブチュレータは顎欠損の補塡、舌接触補助床は嚥下や構音の改善、スタビリゼーションアプライアンスは顎関節症などに用います。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp250428-02.html)を加工して作成