ソクマル歯科医師

82 歳の女性。上下顎全部床義歯の製作を希望して来院した。5 年前に左側下顎歯肉…

82 歳の女性。上下顎全部床義歯の製作を希望して来院した。5 年前に左側下顎歯肉癌で、下顎区域切除術と腹直筋皮弁を用いた即時再建術および放射線治療が施行されたという。診察の結果、義歯を製作することとした。初診時の口腔内写真(別冊No. 4A)とエックス線画像(別冊No. 4B)を別に示す。適切な対応はどれか。3 つ選べ。
この問題は別冊の図版(写真・図・表など)を見て答えます。図はこちらに転載していないため、下の出典のページから公式のPDFをご覧ください。解説だけでも読み取り方が分かるように書いています。

解説

正解は⑴と⑶と⑷です。写真と画像は確認できませんが、下顎区域切除後の患者では、下顎の連続性の喪失や瘢痕により下顎が患側へ偏位し、咬合が不安定になりやすいです。義歯の製作では、患側の支持が乏しいため健側を主体とした咀嚼を指導し、頰と舌の筋圧が釣り合うニュートラルゾーンに人工歯を排列して義歯の安定を図ります。上顎義歯にオクルーザルランプを付与すると、偏位した下顎を咬合位へ誘導できます。皮弁部は加圧すると疼痛や潰瘍を生じるため避けます。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp240424-02.html)を加工して作成

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