12 歳の男児。歯の変色を主訴として来院した。萌出時は問題なかったが、次第に気に…
12 歳の男児。歯の変色を主訴として来院した。萌出時は問題なかったが、次第に気になってきたという。初診時の口腔内写真(別冊No. 13)を別に示す。変色の原因特定のために確認するのはどれか。1 つ選べ。
- ⑴ 外傷の既往外傷による変色は歯髄の変化によるもので、多数歯が萌出後に徐々に変色する経過とは合いません。
- ⑵ 離乳の時期離乳の時期は歯の変色の原因特定には関係しません。
- ⑶ 口呼吸の有無口呼吸は歯肉炎などに関わりますが、着色の原因特定の主な確認事項ではありません。
- ⑷ 常用薬の有無テトラサイクリンなどは形成期に作用し、萌出時から変色がみられます。
- ⑸ 摂取飲料の嗜好茶やコーヒーなど着色しやすい飲料の嗜好が、外因性着色の原因になります。
この問題は別冊の図版(写真・図・表など)を見て答えます。図はこちらに転載していないため、下の出典のページから公式のPDFをご覧ください。解説だけでも読み取り方が分かるように書いています。
解説
正解は⑸です。写真は見られないため本文から考えます。萌出時には問題がなく、萌出後に次第に変色が目立ってきた経過から、歯の形成期の障害による内因性の着色ではなく、歯面に付着する外因性の着色が考えられます。茶、コーヒー、色の濃い清涼飲料などの嗜好を確認することで原因を特定できます。外傷や常用薬(テトラサイクリンなど)による変色は、経過や部位の分布が異なります。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp250428-02.html)を加工して作成