下顎左側第一大臼歯の口腔内写真(別冊No. 8A)とエックス線画像(別冊No. …
下顎左側第一大臼歯の口腔内写真(別冊No. 8A)とエックス線画像(別冊No. 8B)を別に示す。治療方針で適切なのはどれか。2 つ選べ。
- ⑴ GTR 法GTR法は比較的軽度から中等度の根分岐部病変で適応となり、重度病変では効果が期待しにくいです。
- ⑵ 歯根分離近遠心根を分割して根分岐部をなくし、清掃しやすい形態にする方法です。
- ⑶ トンネリング根分岐部を頰舌的に開放し、歯間ブラシが通るようにして清掃性を高める方法です。
- ⑷ FGF-2 製剤の応用FGF-2製剤は垂直性骨欠損などの再生療法に用い、重度の根分岐部病変には適しません。
- ⑸ ファーケーションプラスティファーケーションプラスティは比較的初期の根分岐部病変に行う形態修正です。
この問題は別冊の図版(写真・図・表など)を見て答えます。図はこちらに転載していないため、下の出典のページから公式のPDFをご覧ください。解説だけでも読み取り方が分かるように書いています。
解説
正解は⑵と⑶です。写真とエックス線画像は見られないため、公表された正答から考えます。下顎第一大臼歯の根分岐部病変が進行し、器具が頰舌的に貫通するような重度の状態では、再生療法による回復は難しく、根分岐部を清掃しやすくするための切除的な処置が適応となります。歯根分離(ヘミセクションを含む)や、分岐部を開放して清掃器具が通るようにするトンネリングがその代表です。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp250428-02.html)を加工して作成