70 歳の女性。上顎右側側切歯の審美不良を主訴として来院した。診察の結果、クラウ…
70 歳の女性。上顎右側側切歯の審美不良を主訴として来院した。診察の結果、クラウンを再製作することとした。初診時の口腔内写真(別冊No. 28A)、エックス線画像(別冊No. 28B)及び除去した支台築造体と補綴装置の写真(別冊No. 28C)を別に示す。除去に用いたのはどれか。2 つ選べ。
- ⑴ スクリューバースクリューバーは根管の拡大などに用いる器具で、補綴装置の除去には用いません。
- ⑵ ピーソーリーマーピーソーリーマーは根管上部の拡大やポスト孔形成に用い、除去には用いません。
- ⑶ マイクロモーターマイクロモーターを用いて、低速で慎重に支台築造体を除去します。
- ⑷ クラウンリムーバークラウンリムーバーで衝撃を加えて、クラウンを撤去します。
- ⑸ カーボランダムポイントカーボランダムポイントは研削や調整に用いる器具で、本症例の除去には用いないと考えられます。
この問題は別冊の図版(写真・図・表など)を見て答えます。図はこちらに転載していないため、下の出典のページから公式のPDFをご覧ください。解説だけでも読み取り方が分かるように書いています。
解説
正解は⑶と⑷です。写真は確認できませんが、正答から、クラウンはクラウンリムーバーで衝撃を加えて撤去し、支台築造体はマイクロモーターを用いて除去したと考えられます。既製のスクリューポストなどを用いた支台築造体であれば、マイクロモーターの低速回転や逆回転で慎重に除去し、歯根破折や穿孔を防ぎます。スクリューバーやピーソーリーマーは根管の拡大に、カーボランダムポイントは金属や陶材の研削・調整に用いる器具です。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp240424-02.html)を加工して作成