48 歳の女性。下顎左側第一大臼歯の抜去後の補綴歯科治療を希望して来院した。診察…
48 歳の女性。下顎左側第一大臼歯の抜去後の補綴歯科治療を希望して来院した。診察の結果、ブリッジ治療を行うこととした。支台歯形成後の口腔内写真(別冊No. 20A)及び完成した補綴装置の写真(別冊No. 20B)を別に示す。本ブリッジの口腔内試適時から装着までの操作はどれか。2 つ選べ。
- ⑴ 咬合接触関係の検査と調整試適時に咬合接触関係を検査し、早期接触や咬頭干渉を調整します。
- ⑵ 支台歯被着面のシラン処理シラン処理はケイ酸を含む陶材やレジンなどの補綴装置側に行うもので、支台歯の被着面には行いません。
- ⑶ 隣接歯との接触関係の検査と調整隣接接触の確認は一般的な試適操作ですが、本例の公表正答には含まれていません。
- ⑷ グラスアイオノマーセメントによる装着本例では接着性レジンセメントでの装着が想定され、グラスアイオノマーセメントは正答とされていません。
- ⑸ 補綴装置被着面のアルミナサンドブラスト処理被着面をアルミナサンドブラスト処理し、汚染の除去と粗造化で接着性を高めます。
この問題は別冊の図版(写真・図・表など)を見て答えます。図はこちらに転載していないため、下の出典のページから公式のPDFをご覧ください。解説だけでも読み取り方が分かるように書いています。
解説
正解は⑴と⑸です。写真は提示されていませんが、公表正答から、ジルコニアやメタルなどのフレームをもつブリッジを接着性レジンセメントで装着する場面と考えられます。試適時には咬合紙などで咬合接触関係を検査し、早期接触や咬頭干渉を調整します。装着前には、補綴装置の被着面をアルミナサンドブラスト処理して清掃と粗造化を行い、接着性を高めます。シラン処理は陶材やレジンなどの補綴装置側に行うもので支台歯には行いません。グラスアイオノマーセメントでの装着は本例の正答に含まれていません。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp260424-02.html)を加工して作成