齲蝕の進行に伴う歯髄疾患と所見の組合せで正しいのはどれか。1 つ選べ。
齲蝕の進行に伴う歯髄疾患と所見の組合せで正しいのはどれか。1 つ選べ。
- ⑴ 歯髄壊死 ― 腐敗臭腐敗臭は腐敗菌の感染による歯髄壊疽の所見で、歯髄壊死には臭いはありません。
- ⑵ 急性壊疽性歯髄炎 ― 波動波動は膿瘍が粘膜下に達した際の所見で、歯髄炎の所見ではありません。
- ⑶ 急性化膿性歯髄炎 ― 不顕性露髄急性化膿性歯髄炎は不顕性露髄の状態で、内圧上昇による激痛を生じます。
- ⑷ 慢性潰瘍性歯髄炎 ― 歯髄腔の閉鎖慢性潰瘍性歯髄炎では歯髄腔は開放しており、閉鎖はしていません。
- ⑸ 慢性増殖性歯髄炎 ― 自発痛慢性増殖性歯髄炎は通常、自発痛を伴いません。
解説
正解は⑶です。急性化膿性歯髄炎は、齲蝕が進行して歯髄に細菌感染が及び、歯髄内に膿瘍を形成した状態で、齲窩と歯髄腔の交通がないかわずかな不顕性露髄の状態が多いです。膿の排出路がないため内圧が高まり、激しい拍動性の自発痛や温熱痛を生じ、冷却で痛みが和らぎます。歯髄壊死は無菌的で臭いはなく、腐敗臭は歯髄壊疽の所見です。慢性増殖性歯髄炎は通常自発痛がなく、慢性潰瘍性歯髄炎は歯髄腔が開放しています。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp240424-02.html)を加工して作成