歯内-歯周疾患の鑑別診断に必要な診査項目はどれか。3 つ選べ。
歯内-歯周疾患の鑑別診断に必要な診査項目はどれか。3 つ選べ。
- ⑴ 歯の動揺度歯の動揺は歯内由来でも歯周由来でも生じるため、両者の鑑別には役立ちにくい項目です。
- ⑵ 瘻孔の有無瘻孔は歯内由来でも歯周由来でも形成されうるため、有無だけでは鑑別できません。
- ⑶ 歯槽骨吸収の程度骨吸収が根尖部中心か歯槽頂からかなど、程度と形態が病変の由来の判断材料になります。
- ⑷ プロービング深さ限局した狭く深いポケットか、幅広い深いポケットかで、歯内由来と歯周由来を見分ける手がかりになります。
- ⑸ 歯髄生活反応の有無失活歯なら歯内由来、生活歯なら歯周由来の可能性が高く、鑑別の基本となる項目です。
解説
正解は⑶、⑷、⑸です。歯内-歯周疾患では、病変が歯髄由来か歯周組織由来かを見分けることが治療方針の決定に重要です。歯髄生活反応がなければ歯内由来の可能性が高く、生活歯であれば歯周由来が考えられます。プロービング深さでは、歯内由来では狭く限局した深いポケット、歯周由来では幅広い深いポケットを示し、エックス線での歯槽骨吸収の程度と形態(根尖部中心か辺縁からの水平・垂直性か)も判断材料になります。歯の動揺や瘻孔はどちらの病変でも生じうるため、鑑別には役立ちにくいです。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp260424-02.html)を加工して作成