温熱刺激によって持続する痛みが誘発されるのはどれか。2 つ選べ。
温熱刺激によって持続する痛みが誘発されるのはどれか。2 つ選べ。
- ⑴ 歯髄充血歯髄充血では主に冷刺激で一過性の痛みが生じ、刺激を除くと速やかに消失します。
- ⑵ 上行性歯髄炎歯周ポケットからの上行性感染で歯髄炎が起こり、温熱刺激で持続する痛みが誘発されます。
- ⑶ 急性化膿性歯髄炎温熱刺激で歯髄内圧が上昇し、激しい痛みが持続するのが特徴です。
- ⑷ 慢性潰瘍性歯髄炎慢性潰瘍性歯髄炎は露髄面が潰瘍化した開放性の歯髄炎で、温熱刺激で持続痛が誘発されることは少ないです。
- ⑸ 慢性増殖性歯髄炎慢性増殖性歯髄炎は露髄部から歯髄ポリープが増殖する病態で、自発痛や温熱痛は乏しいです。
解説
正解は⑵と⑶です。急性化膿性歯髄炎では歯髄内に膿瘍が形成され、温熱刺激で歯髄内圧が上昇して激しい痛みが誘発され、刺激を除いても痛みが持続し、冷却で軽減するのが特徴です。上行性歯髄炎は、深い歯周ポケットから根尖孔や側枝を通じて感染が歯髄に及ぶもので、急性化すると温熱刺激で持続する痛みを示します。歯髄充血は冷刺激で一過性の痛み、慢性潰瘍性歯髄炎と慢性増殖性歯髄炎は露髄した開放性の歯髄炎で、温熱刺激による持続痛は乏しいです。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp260424-02.html)を加工して作成