上下顎全部床義歯を新製する際の、咬合器上のろう義歯の写真(別冊No. 39A)と…
上下顎全部床義歯を新製する際の、咬合器上のろう義歯の写真(別冊No. 39A)と口腔内試適時の写真(別冊No. 39B)を別に示す。B のようになった原因と考えられる不備のあった操作はどれか。2 つ選べ。
- ⑴ 筋圧形成筋圧形成は義歯床辺縁の形態に関わる操作で、咬合のずれの原因ではありません。
- ⑵ 咬合器装着咬合器装着の誤りでは、咬合器上と口腔内とで咬合が一致しなくなります。
- ⑶ 人工歯排列人工歯排列の誤りなら咬合器上でも異常がみられ、口腔内でのみずれる原因とは考えにくいです。
- ⑷ 顎間関係記録顎間関係記録が誤っていると、口腔内で咬合のずれが生じます。
- ⑸ 咬合床への正中線記入正中線の記入は人工歯排列の目安で、咬合接触のずれの原因ではありません。
この問題は別冊の図版(写真・図・表など)を見て答えます。図はこちらに転載していないため、下の出典のページから公式のPDFをご覧ください。解説だけでも読み取り方が分かるように書いています。
解説
正解は⑵と⑷です。写真は確認できませんが、咬合器上ではろう義歯の咬合が適正であったのに、口腔内に試適すると咬合接触がずれている(下顎の偏位や片側の離開など)状態と考えられます。咬合器上と口腔内で咬合が一致しない原因は、咬合器への模型の装着の誤りや、顎間関係記録(咬合採得)の誤りです。人工歯排列が不適切なら咬合器上でも異常がみられるはずで、筋圧形成は義歯床の辺縁形態に関わる操作です。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp240424-02.html)を加工して作成