76 歳の女性。義歯の維持安定不良を主訴として来院した。診察の結果、全部床義歯を…
76 歳の女性。義歯の維持安定不良を主訴として来院した。診察の結果、全部床義歯を新製することとした。ある術式の過程の一部の写真(別冊No. 29)を別に示す。この術式で決定されるのはどれか。2 つ選べ。
- ⑴ 舌房の範囲舌と頰の筋圧の釣り合う位置を記録し、舌房の範囲が決まります。
- ⑵ 水平的顎間関係水平的顎間関係はゴシックアーチ描記法などで決定します。
- ⑶ 義歯床後縁の位置義歯床後縁の位置はアーラインなどを基準に決定します。
- ⑷ 義歯床研磨面の形態筋圧と調和した義歯床研磨面の形態が決定されます。
- ⑸ 前歯部人工歯の形態前歯部人工歯の形態は顔貌や審美的要件から選択します。
この問題は別冊の図版(写真・図・表など)を見て答えます。図はこちらに転載していないため、下の出典のページから公式のPDFをご覧ください。解説だけでも読み取り方が分かるように書いています。
解説
正解は⑴と⑷です。写真は見られないため公表正答から考えます。フレンジテクニック(ニュートラルゾーンテクニック)は、軟化した材料を用いて発音や嚥下などの機能運動を行わせ、舌と頰・口唇の筋圧が釣り合う中立帯を記録する術式です。これにより人工歯を排列する位置と舌房の範囲、さらに筋圧と調和した義歯床研磨面の形態が決定され、義歯の維持安定の向上が期待できます。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp250428-02.html)を加工して作成