40 歳の男性。上顎右側中切歯の審美不良を主訴として来院した。10 年前に同部に…
40 歳の男性。上顎右側中切歯の審美不良を主訴として来院した。10 年前に同部にクラウンを装着したが、今朝食事中に破折したという。診察の結果、前装部の補修修復を行うこととした。初診時の口腔内写真(別冊No. 16)を別に示す。次に示す5 つのステップのうち、3 番目に行うのはどれか。1 つ選べ。
- ⑴ 形態修正・研磨形態修正・研磨は築盛・重合後に行う最後の操作です。
- ⑵ 被着面の粗造化被着面の粗造化は接着の前処理として最初に行う操作です。
- ⑶ プライマー処理プライマー処理は粗造化に続く2番目の操作です。
- ⑷ 歯冠色レジン築盛歯冠色レジンの築盛はオペークレジン塗布後の4番目の操作です。
- ⑸ オペークレジン塗布オペークレジンの塗布はプライマー処理に続く3番目の操作で、金属色を遮蔽します。
この問題は別冊の図版(写真・図・表など)を見て答えます。図はこちらに転載していないため、下の出典のページから公式のPDFをご覧ください。解説だけでも読み取り方が分かるように書いています。
解説
正解は⑸です。写真は確認できませんが、前装部が破折したクラウンの口腔内補修修復は、一般に①被着面の粗造化(露出した金属面や残存前装材の表面処理)、②金属用・陶材用などのプライマー処理、③露出した金属色を遮蔽するオペークレジンの塗布、④歯冠色レジンの築盛、⑤形態修正・研磨の順で行います。したがって3番目はオペークレジンの塗布です。オペークを省くと金属色が透けて審美性が損なわれます。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp240424-02.html)を加工して作成