50歳の男性。歯周基本治療を終えた再評価で、2か所の深い歯周ポケットと垂直性の骨…
50歳の男性。歯周基本治療を終えた再評価で、2か所の深い歯周ポケットと垂直性の骨欠損が残った。歯周組織再生療法を検討している。再生療法の予後が最もよいと考えられる骨欠損の形はどれか。
- ⑴ 歯の周りの骨が水平に一様に吸収した状態水平性の骨吸収は、再生療法で骨を取り戻しにくい形です。
- ⑵ 頬側から舌側へプローブが貫通する根分岐部の欠損貫通した根分岐部の欠損は、再生療法の予後が悪い形です。
- ⑶ 周りを3つの骨の壁に囲まれた、幅が狭く深い骨欠損骨の壁が多く幅の狭い欠損は、血餅が保たれ、骨を作る細胞も供給されやすくなります。
- ⑷ 骨の壁が1つしかなく、幅の広い浅い骨欠損骨の壁が少なく幅の広い欠損では、再生の場が保たれにくくなります。
- ⑸ 歯の周囲の骨が全周にわたって根尖まで失われた状態支持骨がほとんどない歯は、再生療法の適応になりません。
解説
再生療法の予後が最もよいと考えられるのは、周りを3つの骨の壁に囲まれた、幅が狭く深い骨欠損です。歯周組織の再生には、欠損の中に血餅が保たれ、周りの骨や歯根膜から細胞が供給されることが必要です。骨の壁が多く幅が狭いほど、この条件が満たされやすくなります。骨の壁が少ない欠損や水平性の骨吸収、貫通した根分岐部の病変では、再生療法の効果は得にくくなります。
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