30歳の女性。梅干しを見ただけで口の中に唾液がわき出てくると話す。味や食物の刺激…
30歳の女性。梅干しを見ただけで口の中に唾液がわき出てくると話す。味や食物の刺激によって唾液の分泌が増える反射で、分泌を直接指令する中枢がある部位として正しいのはどれか。
- ⑴ 小脳の半球にある運動の調節の中枢小脳は運動の協調に関わる部位で、唾液の分泌を指令しません。
- ⑵ 延髄にある上唾液核と下唾液核唾液分泌の反射中枢は延髄の唾液核にあり、副交感神経を介して分泌を起こします。
- ⑶ 視床下部にある体温調節の中枢体温調節の中枢は汗の分泌などを調節し、唾液分泌の反射の中枢ではありません。
- ⑷ 胸髄の側角にある交感神経の中枢胸髄の交感神経は唾液腺にも分布しますが、分泌の反射の中枢は延髄にあります。
- ⑸ 大脳皮質の側頭葉にある一次聴覚野一次聴覚野は音の情報を処理する部位で、唾液の分泌の中枢ではありません。
解説
分泌を直接指令する中枢は、延髄にある上唾液核と下唾液核です。味や食物の刺激は三叉神経や顔面神経、舌咽神経を通って延髄に伝わり、上唾液核から顔面神経を介して顎下腺と舌下腺へ、下唾液核から舌咽神経を介して耳下腺へ分泌の指令が出ます。梅干しを見ただけで唾液が出るのは、経験によって作られた条件反射で、大脳からの情報が唾液核に働きかけて起こります。
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