口腔乾燥を生じるのはどれか。1 つ選べ。
口腔乾燥を生じるのはどれか。1 つ選べ。
- ⑴ ピロカルピン塩酸塩ピロカルピン塩酸塩はムスカリン受容体作動薬で唾液分泌を促進し、口腔乾燥症の治療に用いられます。
- ⑵ アセチルコリン塩化物アセチルコリン塩化物はコリン作動薬で、唾液分泌を促進する方向に働きます。
- ⑶ ネオスチグミン臭化物ネオスチグミン臭化物はコリンエステラーゼ阻害薬で、アセチルコリン作用を強め唾液分泌を増やします。
- ⑷ セビメリン塩酸塩水和物セビメリン塩酸塩水和物はムスカリン受容体作動薬で、シェーグレン症候群の口腔乾燥に用いられます。
- ⑸ ジフェンヒドラミン塩酸塩ジフェンヒドラミン塩酸塩は抗コリン作用をもつ抗ヒスタミン薬で、唾液分泌を抑え口腔乾燥を生じます。
解説
正解は⑸です。ジフェンヒドラミン塩酸塩は第一世代の抗ヒスタミン薬で、抗コリン作用を併せもつため唾液分泌が抑制され、口腔乾燥を生じます。唾液腺の分泌はおもに副交感神経(ムスカリン受容体)を介して促進されるので、抗コリン作用をもつ薬物は口渇の原因となります。ほかの選択肢はいずれもコリン作動性に働き、むしろ唾液分泌を促進する薬物です。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp240424-02.html)を加工して作成