唾液腺の腺房細胞に発現するα1 アドレナリン受容体の活性化によって増加するのはど…
唾液腺の腺房細胞に発現するα1 アドレナリン受容体の活性化によって増加するのはどれか。2 つ選べ。
- ⑴ 一酸化窒素〈NO〉一酸化窒素はα1受容体の直接の情報伝達物質ではありません。
- ⑵ サイクリックAMP〈cAMP〉cAMPはβアドレナリン受容体からGsを介して増加し、α1受容体の経路ではありません。
- ⑶ サイクリックGMP〈cGMP〉cGMPはNOやグアニル酸シクラーゼを介して増加するもので、α1受容体の主経路ではありません。
- ⑷ ジアシルグリセロール〈DG〉Gq-ホスホリパーゼC経路でホスファチジルイノシトール二リン酸が分解され、DGが生成されます。
- ⑸ イノシトール1,4,5-三リン酸〈IP3〉Gq-ホスホリパーゼC経路で生成され、小胞体からCa²⁺を放出させます。
解説
正解は⑷と⑸です。唾液腺腺房細胞のα1アドレナリン受容体はGqタンパク質と共役しており、活性化されるとホスホリパーゼCβが細胞膜のホスファチジルイノシトール4,5-二リン酸を分解し、イノシトール1,4,5-三リン酸(IP3)とジアシルグリセロール(DG)が生成されます。IP3は小胞体からCa²⁺を放出させて水分泌を促し、DGはプロテインキナーゼCを活性化します。cAMPの増加はβ受容体を介する経路、cGMPやNOはムスカリン受容体を介した別経路などで生じます。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp260424-02.html)を加工して作成