ソクマル歯科医師

62歳の男性。アルコール性の肝硬変で内科に通院している。歯科治療の予約の日に、家…

62歳の男性。アルコール性の肝硬変で内科に通院している。歯科治療の予約の日に、家族に付き添われて来院したが、つじつまの合わない受け答えをし、手を前に伸ばすと手首がはばたくように震えた。血液検査で血中のアンモニアの値が高かった。この状態が起こる仕組みとして最も適切なのはどれか。

解説

最も適切なのは、肝臓で尿素を作る回路が働かず、アンモニアが血液中にたまったという仕組みです。アミノ酸の分解や腸内細菌の働きで生じたアンモニアは、肝臓の尿素回路で無毒な尿素に変えられ、腎臓から排泄されます。肝硬変では肝細胞が減り、門脈の血液が肝臓を迂回するため、アンモニアが脳に達して意識の障害や羽ばたき振戦を起こします。これを肝性脳症といい、歯科治療は延期して内科に連絡します。
当サービスが作成したオリジナル問題です。実際の試験問題ではありません。

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