生後間もない子どもをもつ保護者向けの教室で、歯科医師が口の中の常在細菌について説…
生後間もない子どもをもつ保護者向けの教室で、歯科医師が口の中の常在細菌について説明した。説明として正しいのはどれか。3つ選べ。
- ⑴ 口の中の常在細菌は、酸素がないと生きられない好気性の細菌に限られている。歯周ポケットや舌の奥には、酸素を嫌う嫌気性の細菌が多数すんでいます。
- ⑵ 口の中の常在細菌は、外から入った病原菌が定着するのを妨げる働きももつ。常在細菌は栄養や付着部位を先に占め、病原菌の定着を防ぐ働きがあります。
- ⑶ 生まれたときの口の中はほぼ無菌で、その後、周囲の人や環境から細菌が定着していく。出生直後の口腔はほぼ無菌で、哺乳や周囲との接触を通じて細菌が定着します。
- ⑷ 歯が生えると、歯の表面に付着して増える細菌が口の中にすみつけるようになる。ミュータンスレンサ球菌などは硬い歯面に付着するため、歯の萌出後に定着します。
- ⑸ 唾液1mLの中にすむ細菌の数は、数個から数十個ほどである。唾液1mLには、およそ1億個にもおよぶ細菌が含まれています。
解説
正しいのは、生まれたときの口の中はほぼ無菌で後から細菌が定着すること、歯が生えると歯面に付着する細菌がすみつけるようになること、常在細菌が病原菌の定着を妨げることの3つです。口の中には数百種類の細菌がすみ、唾液1mLあたりおよそ1億個にのぼります。酸素の少ない歯周ポケットや舌の奥には嫌気性の菌も多くすんでいます。常在細菌の均衡が崩れると、齲蝕や歯周病、カンジダ症などが起こりやすくなります。
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