45歳の女性。中等度の歯周炎でスケーリング・ルートプレーニングを行った。6週後の…
45歳の女性。中等度の歯周炎でスケーリング・ルートプレーニングを行った。6週後の再評価で、プロービングデプスが6mmから4mmに減っていた。プロービングデプスが減った主な仕組みとして最も適切なのはどれか。
- ⑴ 失われた歯槽骨とセメント質が、元の高さまで新しく作られた。スケーリング・ルートプレーニングだけで、骨やセメント質は大きく再生しません。
- ⑵ 処置で歯冠が削られて短くなり、測定の基準が変わった。歯冠は削っておらず、測定の基準は変わりません。
- ⑶ 歯根膜の線維が新しく作られて、元の位置まで歯根に付着した。新しい結合組織の付着は、この処置ではわずかです。
- ⑷ 歯が骨の中へ沈み込み、ポケットの入口が根尖側へ移った。歯が骨の中へ沈み込むことはありません。
- ⑸ 歯肉の炎症が治まって引き締まり、長い上皮性の付着ができた。歯肉の収縮と長い上皮性付着によって、ポケットが浅くなります。
解説
最も適切なのは、歯肉の炎症が治まって引き締まり、歯根面に長い上皮性の付着ができたことです。スケーリング・ルートプレーニングで歯根面の細菌と歯石を取り除くと、歯肉の腫れが引いて歯肉辺縁が下がり、ポケットの上皮が歯根面に沿って長く付着します。その結果、プロービングデプスが浅くなります。失われた骨やセメント質が元どおりに再生するわけではないため、その後の管理が大切です。
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