19歳の女性。プラークの付着は少ないのに、上下の第一大臼歯と切歯の周囲に深い歯周…
19歳の女性。プラークの付着は少ないのに、上下の第一大臼歯と切歯の周囲に深い歯周ポケットと垂直性の骨吸収があり、急速に進んでいる。母親も若いころに歯を失っている。この病態の治療と管理について正しいのはどれか。2つ選べ。
- ⑴ 進行がきわめて遅いので、症状が出てから治療を始めればよい。進行が速いため、早く見つけて治療を始めることが大切です。
- ⑵ ルートプレーニングに加え、抗菌薬の全身投与を併用することがある。特定の細菌の関与が強く、抗菌薬の併用が検討されます。
- ⑶ 家族内で発症することがあるため、きょうだいにも検査を勧める。家族内で発症することがあり、早期発見のため検査を勧めます。
- ⑷ プラークの付着が少ないので、歯みがきの指導や管理は必要ない。プラークが少なくても、清掃の指導と管理は欠かせません。
- ⑸ 歯周病原細菌よりも咬合の力が主な原因で、抗菌の処置は効果が乏しい。特定の歯周病原細菌が深く関与しています。
解説
正しいのは、スケーリング・ルートプレーニングに抗菌薬の全身投与を併用することがあること、家族に同じ病気がみられることがあるためきょうだいにも検査を勧めることの2つです。若い年齢で、プラークの量のわりに歯周組織の破壊が速く進む歯周炎では、特定の歯周病原細菌の関与や、宿主の防御の働きの異常が考えられます。早く見つけて治療を始め、短い間隔で管理を続けます。
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