55歳の女性。下顎右側第一大臼歯部にインプラントを埋入して3年がたつ。インプラン…
55歳の女性。下顎右側第一大臼歯部にインプラントを埋入して3年がたつ。インプラントの周囲の組織と天然歯の歯周組織の違いを説明する。正しいのはどれか。3つ選べ。
- ⑴ インプラントの周りには、天然歯のような歯根膜がない。インプラントは骨と直接結合し、歯根膜をもちません。
- ⑵ 周囲の粘膜の線維は、インプラント表面にほぼ平行に走る。天然歯のように線維が表面に付着せず、付着が弱くなります。
- ⑶ 周囲に炎症が起こると、骨の吸収まで早く進みやすい。防御の構造が弱いため、炎症が骨へ広がりやすくなります。
- ⑷ インプラントの表面にも、齲蝕が起こることがある。インプラントは金属などでできており、齲蝕は起こりません。
- ⑸ インプラントの周りの歯根膜が、かむ力を和らげる。インプラントには歯根膜がなく、かむ力を緩衝できません。
解説
正しいのは、インプラントの周りには歯根膜がないこと、周囲の粘膜の線維がインプラントの表面にほぼ平行に走ること、炎症が起こると骨の吸収まで早く進みやすいことの3つです。天然歯では、結合組織の線維がセメント質に入り込んで付着していますが、インプラントでは線維が表面に平行に走り、付着が弱くなります。血管も少ないため、インプラント周囲炎は進みやすく、日々の清掃と定期的な管理が欠かせません。
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