30歳の女性。動悸と手のふるえ、汗をかきやすいことを訴えている。食欲はあるのに3…
30歳の女性。動悸と手のふるえ、汗をかきやすいことを訴えている。食欲はあるのに3か月で体重が5kg減った。眼球がやや突出しており、甲状腺が腫れている。この患者の体内で起きている変化として最も適切なのはどれか。
- ⑴ 副腎皮質からのコルチゾールが過剰になっている。コルチゾールの過剰では、体重増加や満月様顔貌が起こります。
- ⑵ 甲状腺ホルモンの分泌が増え、全身の代謝が高まっている。甲状腺ホルモンの過剰で代謝が高まり、頻脈や体重減少が起こります。
- ⑶ 甲状腺ホルモンが不足し、全身の代謝が落ちている。代謝の低下では、寒がりや体重増加、徐脈が起こります。
- ⑷ 副甲状腺ホルモンが不足し、血中のカルシウムが低下している。カルシウムの低下では、しびれや手指のこわばりが起こります。
- ⑸ 膵臓からのインスリンの分泌が過剰になっている。インスリンの過剰では、低血糖による症状が起こります。
解説
最も適切なのは、甲状腺ホルモンの分泌が増え、全身の代謝が高まっていることです。動悸、手のふるえ、汗、食欲があるのに体重が減ること、眼球の突出と甲状腺の腫れは、バセドウ病などの甲状腺機能亢進症を示します。甲状腺ホルモンは代謝を高め、心臓の働きを強めます。歯科治療では、強い緊張や血管収縮薬で動悸や頻脈が悪化しやすいため、病状が落ち着いているかを確かめます。
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