72歳の男性。一人暮らしで、数か月前から野菜や果物をほとんど食べていない。歯肉が…
72歳の男性。一人暮らしで、数か月前から野菜や果物をほとんど食べていない。歯肉が腫れて出血しやすく、すねの皮膚にも小さな出血がみられる。この症状をもたらした代謝の変化として最も適切なのはどれか。
- ⑴ ビタミンCが不足し、コラーゲンの合成がうまく進まなくなった。ビタミンCはコラーゲンの合成に必要で、不足すると血管や歯肉がもろくなります。
- ⑵ ナイアシンが不足し、皮膚と消化管の細胞が傷みやすくなった。ナイアシンの不足ではペラグラが起こり、皮膚炎や下痢がみられます。
- ⑶ ビタミンAが不足し、暗い所での視覚が保てなくなった。ビタミンAの不足では、夜盲症や皮膚の乾燥が起こります。
- ⑷ ビタミンB1が不足し、糖からのエネルギーが作れなくなった。ビタミンB1の不足では、脚気や神経の障害が起こります。
- ⑸ ビタミンDが不足し、骨へのカルシウムの沈着が進まなくなった。ビタミンDの不足では、骨軟化症などが起こります。
解説
最も適切なのは、ビタミンCが不足し、コラーゲンの合成がうまく進まなくなったことです。ビタミンCは、コラーゲンが丈夫な構造になるための反応に必要です。不足すると血管の壁や歯肉の結合組織がもろくなり、歯肉の腫れと出血、皮下の出血、傷の治りの遅れが起こり、壊血病と呼ばれます。野菜や果物をとらない一人暮らしの高齢者では、食生活の確認が大切です。
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